2016_04
25
(Mon)15:40

Ice Legendsの感想

NHK BS1で放送されたアイスレジェンドを観ましたにゃヽ(^◇^*)/
放送前からTwitter上で様々な情報や動画など流れていたけれど、なるべく観ないように我慢していた甲斐があって
ステファン演出のその斬新さ、独創性、ストーリー性、そして芸術性溢れるショーを存分に楽しませていただきました♪

さすが“レジェンド”たちの饗宴!
ショーに参加されたスケーターたちの高度で確かな技術に裏打ちされた各々の個性の融合が
これほどまでに美しい相乗効果を生むとは。和猫、びっくりぽん!でしたわー。

個々のプログラムで(真央さん以外に)もっとも印象に残っているのは、
高橋大輔さんの新プログラム「Lacrimosa」とテサモエの「カルメン組曲」ですにゃ。


Ice Legends 2016 Daisuke Takahashi "Lacrimosa"



「Lacrimosa」は確かクリスマス・オン・アイスで披露されていたと思うけれど、
和猫、未だ録画したXOIを観られていないにゃ(;・∀・) もう桜の季節も終わった・・・
そういう訳なので今回が初見だったのですが、魂を持って行かれましたにゃ。

高橋さん、引退されてからこれ以上進化してどうするの?と思うくらい表現力が鍛え上げられている気がする。
これは町田氏にも言えることですにゃけれど、様々な縛りのある競技では決して演じることの出来ない
ショーだからこそのプログラム。よりフィギュアスケートの良さを味わえるプログラムですにゃ。

モーツァルトが死の直前に作曲した未完の「レクイエム K. 626」第8曲「ラクリモーサ 涙の日」

Lacrimosa - Day Of Tears - Preisner


Lacrimosa 涙の日
Lacrimosa dies illa, qua resurget ex favilla judicandus homo reus:
Huic ergo parce Deus. pie Jesu Domine, Dona eis requiem. Amen.

悲嘆の日なるかな 人土より蘇りて。
犯せし罪を審(さばか)るべければ、嗚呼天主よ之(これ)を赦し給え。
慈悲深き主イエズスよ、 彼等に安楽を与え給え。アメン

(http://www31.atwiki.jp/oper/pages/2484.html)



振り付けはシェイリーンなんですにゃね!高橋さんにこの曲を振り付けるとは。
シェイリーン凄い!!

こちらはテサモエの迫力ある「カルメン組曲」

Tessa Virtue & Scott Moir, ice legends 2016


猫肌が立ちますにゃよ・・・

そして真央さんの蝶々夫人~ヾ(*´∀`*)ノ
この清廉さはどこからくるの?

Mao Asada Madame Butterfly 2016 Ice Legends


リンクが通常より二回りほど狭いということで、さすがにジャンプは跳びにくかったと思いますにゃ。
しかし小さなジャンプミスなど気にならない、観るものを魅了する真央さんの蝶々さんです。

真央さん、可愛い!!!!!!

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Ice Legendsの一番の見どころはやはり第1部の物語ですにゃね(*´▽`*)
我らの真央さんがショパンのバラード1番に合わせて「村人を紹介していく」という
いわばストーリーテーラー的な役割を果たしていたにゃ。


Le Poeme (Mao Carolina Stephane...) 2016 Ice Legends


ショパン「バラード1番」、ドビュッシー「月の光」、ラヴェル「ラ・ヴァルス」と、
ピアニストのカティア・ブニアティシヴィリの生演奏に合わせて、3部作構成で物語が描かれて行きます。


 創作作品「愛」のあらすじは、コストナーの演じる女性がランビエールの演じる男性に恋い焦がれるが、男性は「愛の狩人」のようにさまざまな人に言い寄り、「コストナー」を苦しめる。だが「ランビエール」も、そうした自分の愛のあり方に苦しみ、悩み、やがて自己破壊の方向に向かっていくといったものだ。

 1部はショパンの「バラード」の曲で、浅田真央が村に住む人々を紹介。2部はドビュッシーの「月光」を使い、コストナーが恋人の「理想像」を夢想し、その夢想の中に没頭する姿を演じる。このビデオでは、コストナーの演じる可憐な女性が夢想の中で遊ぶときのその心のひだが、細やかに豊かに表現されている。

 3部は、「ランビエール」が「コストナー」との愛を確かめるが、その後、この愛に疑いを持ち、苦しみ、さらには自分自身に対しても攻撃的になり、自己破壊へと向かう過程だ。それを、ブニアティシヴィリは情熱的にラヴェルの「ワルツ」を弾き表現する。

 2部も素晴らしいが、この3部のラヴェルは圧巻だ。ここでランビエールは、男性の苦悩を、高くジャンプし、身体をうねらせて滑り、頭を振り、得意のスピンで回転しながら表現する。その苦しみのエネルギーをさらに高めるように、または呼応して自分も高揚するかのように、ブニアティシヴィリはピアノのキーを打楽器のようにたたき、椅子から落ちんばかりに右腕を大きく振り上げ、聞いたこともないような「ワルツ」をとどろかせる。

スイスのアイスレジェンド ランビエール、コストナー、ブニアティシヴィリの3人が作った「愛」の物語 より抜粋 


ランビエールの仲の良い友人(NHK談)を演じて、カロリーナの嫉妬を煽る役の高橋さんでしたが、
こーんな可愛らしい表情のカロが、

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高橋さんの登場で、
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この表情になった時には、

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和猫もテレビの前で凍り付きましたにゃ(;・∀・)

しかし男性同士のペアというのもなかなか観ることがないので、これはまた迫力があって良かったです。
2人同時のバレエジャンプも面白かった!

さてさて、我らの真央さんは、タラソワ女史振り付けの「バラード1番」をベースに、
それはそれは美しいストーリーテーラーを演じてくれましたにゃ(*´▽`*)

 ピアニストのブニアティシヴィリが弾く稲妻のような音に合わせ、ステファン・ランビエールと高橋大輔がジャンプをする。月の光が微妙に変わっていくようなきらきらとしたリズムに、カロリーナ・コストナーが頭の方向を微妙に変えながら回転する。ショパンの音の流れに浅田真央もスピンで応える。ジュネーブで22日に開催された「アイスレジェンド2016」の一部をなす創作作品「愛」は、4人の表現性に優れたスケーターの動きが、ピアノとの相乗効果をかもし出す、奇跡の「バレエ作品」だった。

浅田真央が演じるショパンの「バラード」

 浅田真央は、この作品「愛」の第1部「村に住む人々(今回参加するスケーターたち全員)」を紹介していく役だ。黒いドレスに身を包んだ浅田は、ショパンの「バラード」を、ジャンプやスピンなどの技術もしっかりと加えながら、曲の「内容」に丁寧に添い、繊細に仕上げていった。

 それは、ブニアティシヴィリが弾く、薫り高いショパンの音の流れに反応したもの。ショー前のインタビューでも、「ショパンの曲は大好きだが、それをピアノの生演奏でやるのは今回が初めて。よい経験になる。できれば自分のショーにも加えてみたい」と語っている。

アイスレジェンド ランビエール、コストナー、大輔、真央、ブニアティシヴィリが紡ぐ夢のひととき より抜粋 


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(画像→http://www.photoya.de/galleries/ice-legends-2016/)

競技やEXでは時間の制約があるので、どの曲を使用する場合でもだいたい原曲を端折ったり
繋ぎ合わせたりと編曲しなければいけませんが、今回は10分ほどの「バラード1番」をフルに使用してくれました!
中途半端な編曲は、好みによって時にストレスを感じることもあるから、
町田氏の昨年のEXのように、切ることなくすべて使えるショーはありがたいですにゃ。

ショパンは全部で4つのバラードを作曲していますが、この1番は日本でも大人気ですにゃね!
低いC音を強く響かせ、まるで水面に広がる波紋のように、ゆっくりとオクターブで上がっていく冒頭の旋律が印象深く、
波紋の後には何が待ち受けているのだろう?と思わせる、このCの響きの効果が凄いにゃ。

和猫の中でスケートでは「真央さんのバラ1」というイメージが定着しています。
映画では実在したポーランドのピアニスト、シュピルマンの生涯を描いた「戦場のピアニスト」が思い出されますにゃ。

カティアさんの演奏は、真央さんが使用していた音源よりも若干テンポが速いので
真央さんも少し大変だったかも?と思ったけれど、でもそんなことを感じさせないどころか
以前にも増して洗練された滑らかな演技が非常に心地よかったです。

むしろカティアさんの生演奏によって、より美しさが増していた気がしますにゃ。(特にツイズル)

タラソワ女史の「ひとり稽古場でバレエの練習に励むバレリーナ」というコンセプトが
当時の真央さんにあまりにもピタリと嵌っていて、EXの中でも名プログラムだと思いますが、
今回のショーではまた違った表情を見せてくれています。

スイスの記事にあるように一連のプログラムは「奇跡のバレエ作品」とも言えるけれど、
和猫の中ではギリシャ神話を観ているような感覚になりました。
人間よりも人間的な神々の煩悩と愛憎劇です。

とにかく、舞台とフィギュアスケートの融合ともいうべき素晴らしいショーを見せていただいて
心から感動しましたにゃよ(*´▽`*)

ステファンはインタビューで、次のアイスレジェンドは2027年だとおっしゃったようですが(^^;
それほど今回のショーに心血を注いだということなのだと思います。

NHKの放送では、最後に真央さんと高橋さんの対談が放送されましたにゃね!

Ice Legends 2016 Talk (Mao and Daisuke )


このリラックスしたお二人を観ると、いつもほっこりしますにゃ(*´ω`*)

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いつか物語性のあるアイスショーを作りたいと話す二人。
真央さんと高橋さんのアイスショーなんて、実現したらチケット争奪戦が凄いことになりそう(;´∀`)
「乳母役」とか言われる真央さん(笑)

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そしたら和猫は化け猫にゃ?( =(1)ω(1)=)フフフ

「参加してくれる?」に「もちろんだよ」と答える真央さん。

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和猫も聞いたで~!ψ( ̄▽ ̄)ψ

物真似スケーター、織田くんの強力なライバル現る!?
貴重な高橋さんの物真似。

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来季の新プロブラムについて、真央さんはフリーではひとつこういうのがいいかな?って考えていると答えたあとに
今シーズンの曲を持ち越してもいいかな?と話されていました。

でも高橋さんは、あと2年しかないのだから、みんな違う曲を見て見たいと思っているんじゃないかな?と
真央さんにアドバイス。

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和猫、もし我儘を言っていいのなら、違う曲で滑る真央さんが観たいにゃ( ;∀;)
高橋さんはファンの気持ちを代弁してくださったにゃね。

最終的には、真央さんが決めたことを応援しますにゃけれど、
やはりあと2年、と思うと、いろいろな真央さんを見ておきたいと思ってしまいます。
こういうお話が出来るのもあと2年なんですね。
話が逸れてしまいました。

Ice Legends!
海外のショーに出演してまた新しいことを学び吸収したであろう真央さんと高橋さんですが、
このようなショーを日本でも!観ることができたらいいな、と心から思いました。



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