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(Sat)16:50

【雑記】「氷艶 hyoen」の中の古事記

来年の5月に公演を予定しているフィギュアスケートと歌舞伎のコラボ、
「氷艶 hyoen2017 -破沙羅-」が大変な話題ですにゃヽ(^◇^*)/

フィギュアスケートからは、高橋大輔さん、荒川静香さん、鈴木明子さん、
織田信成さん、そして浅田舞さんが出演予定となっています。

フィギュアスケートと歌舞伎のコラボだなんて、ずいぶんと斬新かつ魅力的なアイデアですが、
七代目市川染五郎さんが10年以上温めていた企画とのこと。

  染五郎さんのブログ → 歌舞伎ON ICE Produced by SOME LABO (2009年3月15日)
  会見動画 → アイスショー『氷艶 hyoen2017-破沙羅(バサラ)-』記者発表会

かなり豪華な舞台になるのではないかと(*´▽`*)
どのような内容になるのか想像の翼は広がるばかりですが、
公式サイトにあらすじがUPされていました。

 公式サイト → 氷艶 hyoen2017 -破沙羅-

  (あらすじ・配役から引用)

 この物語は、清けき光に包まれて現れた女神が、少年に見せる夢物語である。少年が見る夢の世界は、神話の時代の日本を舞台に歌舞伎の善と悪のキャラクターが戦うという物語である。

 遥か遠く昔。神代の時代。天からこの地に天下った瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)と恋に落ちる。木花開耶姫の姉、岩長姫(イワナガヒメ)は二人を妬んで、歌舞伎の世界の大敵役の仁木弾正(ニッキダンジョウ)を呼び出だし、瓊瓊杵尊と木花開耶姫を闇の国に閉じ込める。瓊瓊杵尊の家来の猿田彦(サルタヒコ)は、悪を倒して二人を助ける為に、歌舞伎の世界の、そして日本史の英雄である源義経(ミナモトノヨシツネ)を呼び出だす。源義経は想い人の静御前(シズカゴゼン)を歌舞伎の物語の世界に残して現れる。そして、神代の世界を舞台に、義経と仁木という歌舞伎の善と悪のキャラクターが対決する。

 歌舞伎の世界で同じ舞台に立つことのない善と悪のキャラクターが、時代すらもひらりと飛び越えて戦うという、全く新しい歌舞伎作品で歌舞伎とフィギュアスケートが一つになることによってはじめて生み出されるまったく新しいエンターテインメントである。

http://hyoen.jp/


おー!まさに時空を超えた壮大なストーリーですヽ(^◇^*)/
しかも天孫降臨のお話が盛り込まれているところが和猫の興味を一段と惹きつけます。

配役をみると、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は織田くんで、
木花開耶姫(このはなさくやびめ)が舞さんになっています!
舞さんの木花開耶姫はまさに適役なのではないかと思いました。

織田くんの演じる瓊瓊杵尊は、神代の時代に高天原(日本神話における天上の国)から
地上の世界を治めるように、天照大神の命を受け天下ってきた神様。
天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)の子で、天照大神の孫にあたります。

天照大神の「子」ではなく「孫」なので「天降臨」といいます。

瓊瓊杵尊が地上に降り立つことになるまでのお話も面白くていろいろあるのですが
そこから話していると長ーーーーーーーくなるので端折りますね(^^;

瓊瓊杵尊が天照大神の命で、三種の神器(八咫鏡、草薙の剣、八坂瓊勾玉)を携え地上へと向かう分かれ道に
背が高くて鼻が長く、顔も赤くてギラギラした眼の怖そうな神様が立っていました。
皆が怖がって近付けないでいるところ、
天照大神に言われて天宇受賣命(あめのうずめのみこと)がその神様になぜそこに居るのかと尋ねました。

すると「私は猿田彦神と言います。天照大神の御子孫が天下ると聞いたので道案内に着ました」と答えました。
以後、瓊瓊杵尊ご一行様は猿田彦神の案内で地上へと無事に降り立つのです。

だから猿田彦神は交通安全の神様とか、導きの神様と言われますね。
また天宇受賣命は後に猿田彦神と結婚します。
天宇受賣命は、天照大神が天岩戸に御隠れになってしまった時に、
天岩戸の前で踊った神様で、現代では芸能の神様として親しまれています(*´▽`*)

さて、瓊瓊杵尊は筑紫の日向の高千穂の峰に降り立ちました。
諸説ありますが、ここが、和猫の母の実家がある宮崎県高千穂町と言われています。

地上に降りてから間もなく、高千穂の近くの笠沙の岬で
瓊瓊杵尊は美しい女性と出会います。それが舞さんが演じる木花開耶姫です。

「氷艶」のストーリーでは、木花開耶姫の姉である岩長姫(いわながひめ)は二人を妬んで、
瓊瓊杵尊と木花開耶姫を闇の国に閉じ込めるようですが、
古事記では、瓊瓊杵尊が木花開耶姫の父である大山津見神に結婚の許しを願い出ると喜んで、
姉の岩長姫も一緒に妻にしてください♪と言いました。

しかし瓊瓊杵尊は岩長姫が「いたく凶醜き」だったので「この娘はいらね!」と返してしまうんです。
けっこう容赦ないです(;´∀`) お、織田くん… そりゃ閉じ込められても・・・・

すると驚いた大山津見神は、
「あなたの命が石のように長く続くようにと岩長姫を、木の花のように栄えるように木花開耶姫を贈ったのに、
岩長姫を返してしまいました。あなたの命は、花のようにはかなく散ってしまうだろう」と言いました。

この時から、人の寿命が短くなったということです。

木花開耶姫は美しいけれど、ただ美しいだけの神様ではなかったようで、
一夜にして子供を身ごもったことを怪しむ瓊瓊杵尊に対して、
炎の中で出産して瓊瓊杵尊の子であることを証明した、芯の強い神様でもあります。

このお話を受けて木花開耶姫は火の神様、安産や子育ての神様として慕われています。
また、ご神木は「桜」なんですよ♪

ちなみに天孫降臨の地である高千穂町には、
こういった様々な神話のゆかりの地や神社があり、人間と神様が仲良く共存しているところです。

…だからって、「ポケモンGO」にあやかって「Takachiho GO」とかなんですか、これw( ̄▽ ̄;)w

  → タカチホGOで神さまゲット 天孫降臨の地でアプリ制作


(一部引用)

 屋外を歩きながらモンスターを集めるスマホゲーム「ポケモンGO」の配信が国内で始まった7月。友人との雑談で、世界農業遺産に昨年認定された「高千穂郷(たかちほごう)」にポケモンGOを引っかけた「Takachiho GO」のアイデアが出た。1カ月かけて米アップルのiPhone向けに開発し、無料でダウンロードできるようにした。

 天孫降臨の舞台として知られる高千穂。「Takachiho GO」のテーマは「八百万(やおよろず)の神々と出会う旅」。神社から50メートル以内に近づき、地図上のピンを押すとカメラが起動し、神さまが登場。そこで写真を撮るとその神さまを「ゲット」できる。例えばくしふる神社ではアマテラスオオミカミの孫「ニニギノミコト」らが現れる。

(朝日新聞 河崎優子 2016年11月27日14時28分)
http://www.asahi.com/articles/ASJCP63SXJCPTNAB00X.html


もう「乗るしかない!このビッグウェーブに!」という感じですにゃね(ノ´∀`*)

もし高千穂へ旅行する予定がありましたら、ぜひ「Takachiho GO」をダウンロードして
神様をゲットしてくださいにゃヽ(^◇^*)/

古事記や高千穂の神社のお話は、また機会(と需要)があれば、
いずれ書いてみたいと思います。


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